2020年の3月20日に発売されてから早5年。
Nintendo Switch用ソフト「あつまれどうぶつの森」を、今でも遊びつづけています。
任天堂の公式サイトによると、販売本数はおよそ4744万本(2024年12月末時点)。
ちょうどコロナ禍で外出自粛が求められていた時代背景も相まって、爆発的なヒットとなりました。
しかし、さすがに5年も経つと、当時一緒にはじめた友人やゲーム実況者さんたちも、だんだんとやっているところを見かけなくなってきました(ゲーム好きな人ほど、新しいゲームが出ればそっちに時間を割くようになるのは当たり前のことですよね)。
もちろん今も変わらず楽しんでいる方、精力的に実況配信している方、最近はじめたという方もたくさんいらっしゃいます。
そんなわけで今回は、予想外に沼落ちしてから5年間ずっとあつ森を楽しみつづけている私が、誰か一人でも新たに沼に引きずり込みたいという気持ちで、あつ森の魅力を語っていきたいと思います(笑)
「周りにもうやってる人いないけど、今からはじめて楽しめるかな?」、「気になってるけど、あと一押しが欲しい!」、「長いことやってなかったけど、久しぶりに起動しようかな?」という方がいらっしゃったら、よければ少しお付き合いいただけないでしょうか?
もちろん、「今も大好きでやってるよ~!」という方も、共感して楽しんでいただければ幸いです!
私の島の現在に関しては、いちばん最後にご紹介しています!
ちなみに、どうぶつの森シリーズの過去作についてはほとんどプレイ経験がない人間ですので、その点はご了承くださいm(_ _)m
逆を言えば、過去作をやっていなくても、まったく問題なく楽しめます(というかこの記事は、過去作の経験があまりない方向けかもしれません。かなり基本的な部分もご紹介しているので…)!
「あつ森」が向いている人、向いていない人
いきなり身も蓋もない話ですが、正直なところ、あつ森は向いている人と向いていない人がハッキリ分かれるゲームだと思っています。
まず前提として、本作はいわゆる「スローライフゲーム」に分類されるゲームです。
起承転結のあるストーリーや勝敗があるわけではなく、ゲームのなかで‶暮らし”を楽しむような作品と言えば伝わるでしょうか。
物語の中で次々と困難を乗り越えていき、ラスボスや大きな謎を解決(討伐)してクリア…!というゲームではありません(笑)
序盤こそ、チュートリアル的な流れや島の評価を上げようという目標が発生しますが、このゲームはそれらを達成してからが本番と言っても過言ではありません。
当初の目標を達成後に解禁される「島クリエイト」というシステムで、地形を変えたり、島を開拓する自由度が爆上がりします。
しかし、そこから先はゲームの方でストーリーや結末が用意されているわけではないので、自分で新たに島づくりの目標を立てたり、住民やオンラインでのコミュニケーションを楽しんだりと、自由にのんびり遊ぶことになります。
私はこの自由度の高さと、いつまでものんびり遊んでいられる感じがビッタビタにハマったのですが、人によっては「で、何したらいいの?」となってしまうかもしれません(笑)
また、島を開発するために資材を集めたり、ひたすら崖を削ったり、化石や魚を集めまくって博物館に寄贈したりと、とにかく「同じ作業を繰り返す」ことが多いゲームでもあります。
そういった繰り返しの行動や地味な作業が苦痛な人にとっては、ちょっと不向きかなぁと思ってしまいます。
それでは逆に、どんな人にオススメのゲームなのか。
私はつぎのような人にオススメしたいです!
- 勝ち負けのないのんびりした世界が好き
- 地味な作業を黙々としていると癒される
- NPC(住民)と会話したり仲良くなっていくのが好き
- ゲーム内のインテリアやファッションを楽しみたい
- コンプリート要素のあるゲームが好き
- 植物、生き物、化石、星などの自然が好き
- 創作や自己表現が好き
- 現実の生活や社会を忘れられるひと時を過ごしたい
いかがでしょうか、当てはまるものはありましたか?
意外と最初と最後がハマる要因しとして大きいかも(笑)
言ってしまえばここに書いたこと=あつ森の魅力であると言っても良いかもしれません(笑)
ですが、ここからはさらに、私が個人的に思う「あつ森のここが好きなんだよなぁ~!」という部分をプレゼンしていきたいと思います。
私が思う「あつ森」の魅力
もうひとつの「居場所」が癒しをくれる
いきなり「こいつ現実に居場所ないの?」と心配されそうですが、そこまで切羽詰まってないので心配しないでください(笑)
あつ森の魅力とえば、やっぱり島でのんびりと過ごす時間がくれる癒し効果。
そこには自然や住民たちとのコミュニケーション、後で触れる音楽などさまざまな要素が関わっていると思いますが、なによりも「心地よい居場所がもうひとつ増える」感覚にあるんじゃないかなぁと思っています。
ゲーム内とはいえ、ふだん過ごしている場所とは別の場所で過ごし、気持ちを切り替えたりリラックスしたりできる。
現実の家ではできないインテリアの模様替えを楽しんだり、気軽にイメージチェンジできる。
会話のバリエーションは無限ではないけれど、住民と話したり、思いがけないプレゼントをもらったり、引っ越しなどの出会いや別れもある。
あまりに没入しすぎるとますます現実が嫌になりかねないので注意ですが(笑)、こういった居場所があることで、日常に癒しや気分転換の時間を得られるのが、あつ森の魅力のひとつだと思います。
現実と同じ時間がながれる世界で季節やイベントを楽しむ
どうぶつの森シリーズの特徴として、現実と同じ時間がながれていることと、それに併せて季節の移り変わりがあることが挙げられます。
それによって、朝焼け~深夜までの空の色の変化、天候の変化など、自然の変化を楽しむことができます。
島にでてくる虫や魚なども、季節や出現する時間帯が限られているものもいたりして、ゲームを開く季節や時間帯によって、島の雰囲気やできることが変わるのも面白いところです。
また、花火大会や年越しのカウントダウンなど、季節ごとの年中行事を住民たちと楽しむこともできます。
ゲームの世界と聞くと、なんとなく異世界だったり無機質だったりと極端な非日常のイメージがつよいですが(もちろんそれはそれでゲームらしくて良いんですけどね)、この絶妙に現実とリンクしたところが、「もうひとつの居場所で日常を営んでいる」という感じがしてとても好きです(笑)
島づくりは一種の創作活動であり、自己表現である
「島クリエイト」で地形を変えたり道を整備したり、家具を集めておしゃれな部屋をつくったりと、理想の島づくりを追求できるのも、ハマる人にはハマるポイントだと思います。
YouTubeなどで島紹介をしている動画を見ていると、本当に驚くほど細部まで作り込んだ島があったり、「この島は〇〇という設定で、この子はここの店員さんで…」と、島にオリジナルのストーリーを持たせている方もよく見かけます。
もちろん任天堂さんの技術とセンスがベースにあってこそですが、ここまでいくと、各個人の創作物を楽しんでいるような感覚になります。
どこまでやり込みたいかは人によると思いますが、自由度が高いゲームだからこそ、自分の好きなコンセプトで島づくりをしてみるのも楽しいと思いますよ!
ちなみに私があつ森沼に落ちたきっかけは、とあるYouTube動画で面白いコンセプトの島を見たことでした(笑)
ゲーム内でもとくに島クリエイトやインテリアが好き!と思えた方には、DLC(有料追加コンテンツ)の『ハッピーホームパラダイス』もオススメ。
こちらはあつ森本編を購入していないと遊べませんが、「別荘づくりのお仕事」として、離島でたくさんのどうぶつたちの別荘をデザインできます。
家具を手に入れやすくなったり、ちょっとした小技が増えたり、自分の島の発展にもつながるというメリットも。
本編の序盤と同時に進めようと思うとマジで時間が溶けるので、ある程度島が形になってからはじめてみても良いと思います!
黙々と作業することがストレス解消につながる
個人的にとても好きなポイントとして、「あつ森内で黙々と作業に集中している時間」があります。
これは本当に人によっては耐えられないようですが(笑)、現実世界でもひたすら黙々と作業するのが好き!というタイプの人には、めちゃくちゃ楽しい世界だと思います。
たとえば木や石などの資材を集めたり、1マスずつ崖を削ったり、地面にレンガなどの道を敷いたり…。
なにより、音や振動が工夫されていることで、ひとつひとつのアクションが気持ちよく感じるんですよね(とくに崖を削る音が好きですw)。
目の前のことに集中することで、一種のマインドフルネス状態になっているのかもしれません。
「ここに崖をつくって家を建てたい!」など、自分で考えた目標に向かって作業している感覚も、なんだか充実感を感じられて好きです(その努力を現実に活かせよと言われたら何も言い返せないのですが…)。
ゲーム内の音楽が魅力的すぎる
先ほど、ゲーム内では現実と同じ時間がながれている、という話をしました。
そして、ゲーム内では1時間ごとにBGMが変わるという仕様になっており、これが本当にどれも心地良いんです!
ふだんゲームができる時間が固定されていると、その曲に愛着が湧いたり、逆にめったにやらない時間に遊んだときは、聞きなれないBGMが新鮮に感じたりします(笑)
また、施設ごとにもBGMが異なっていたり、季節のイベントに合わせた特別なBGMが流れる日もあったりと、BGMに関してはとてもこだわりを感じるゲームです。
ハロウィンやクリスマスの日はとくにワクワクします!
そして忘れてはいけないのが、ミュージシャン「とたけけ」の曲の数々。
眉毛の太さがチャームポイント(?)な犬のキャラクター「とたけけ」は、どうぶつの森シリーズ1作目から登場している人気キャラクターです。
あつ森では、ゲームを進めていくと島にライブをしに来てくれるようになります。
世界中のさまざまなジャンルの楽曲を楽しめるのですが、これが本作では脅威の100曲超え(発売後に、アップデートによって新曲が追加されるという激熱イベントがありました)!
それぞれCDジャケットが凝っていたり(他のあつ森キャラクターも登場していて可愛い)、音楽プレイヤー系の家具があれば、部屋や島の好きな場所で、好きな曲を流すこともできます。
どうぶつの森特有の独特な声で歌われる曲たちは、クセになること間違いなし。
音楽が好きな方は、好きなジャンルのCDを集めてみてはいかがでしょうか。
私は「アーバンけけ」と「しょうわけけかよう」が大好きです…!
はじめる前に知っておきたいこと
ここまで、私が思うあつ森の魅力を熱く語ってきましたが、少しでも心に響く部分があったでしょうか(笑)
(みなさんがその気になってきたことを期待しつつ)最後に、あつ森をはじめる前に知っておきたいことや、注意点もお話しておきます。
基礎的なことではありますが、意外と「先に知っておきたかった!」となりがちなこともありますので、頭の片隅にでも置いておいていただければと思います。
島はゲーム機1台につき1つだけしか持てない
意外な落とし穴がこちら。
本作では、Nintendo Switch1台につき1つの島しか持つことができません。
どういうことかというと、たとえばSwitchが1台しかないご家庭で、「私の島と旦那さんの島と、2つの島を作成する」ということができないのです。
ゲームソフトだけを2本購入しても無理なので、もし複数の島をつくりたい場合は、Nintendo Switch本体を2台と、ソフトを2本購入する必要があるということです。
なので、Switchが1台しかないご家庭で複数人で遊ぶ場合は、誰かが島民代表となって島をつくり、そこにご家族などほかのプレーヤーが島民として住むことになります(最大8人まで)。
これはこれで楽しいのですが、「それぞれ別の島を自由につくりたい」とか、「一人だけど、テイストのちがうサブ島をつくりたい」となった場合、本体ごと買い足さないといけないということになるので、なかなかハードルが高いです…。
2人以上で遊ぶ予定のある方は、一応その点も確認してからご購入くださいね。
サブ島のために本体を買い足すのは思いとどまりましたが、Switch2を買うことがあれば、そちらでサブ島をつくるのもアリかも…と思いはじめました(笑)
サブ島までつくってしまったら、時間が溶ける一方ですが。
後から変更できない要素がある
ゲームの序盤に設定(選択)したもので、後から変更できない要素がけっこうあります。
たとえば…
- 一部の地形や施設の場所(河口や役場、飛行場の位置など)
- 島の名前
- 島民代表の名前
- 島民代表の誕生日
- 南半球か北半球か
…などなど。
とくに注意なのが、島や自分の名前です。
ソシャゲなどでは後から変えられるものが多いため、その感覚でテキトーに付けてしまうと、後から変更できず後悔することがあります。
たとえば、島民代表に本名を設定してしまったがために、ネット上の知り合いと交流するときに「しまった…!」となったり(私は一発目これをやらかしました)…。
単純に「後で変えられると思って変な名前にしちゃった!」となるのもショックがデカいので、基本的に序盤で設定するアレコレはよく考えて設定するようにしましょう。
攻略情報なしではけっこう難しい部分もある
これについては、どこまでやり込みたいかや人それぞれのプレイスタイルがあるので、「絶対に攻略情報を調べるべきだ」とは言えません。
ですが、実際やってみると感覚やチュートリアルだけでは分からないことが多かったり、隠れ要素を知ったことで楽しさが倍増したというのが個人的な感想です。
自分のペースでスローライフを楽しみたい方や、やり込もうとすると疲れてしまう、すごい人の島と比較してしまうのは辛い…という方は、あまり気にしない方が良いのかもしれません。
ですが、あまりに不便だと感じたり、どう進めていいのか分からなくてモチベが下がってしまいそうなときには、いったん検索してみるというのもオススメです。
おわりに

以上、発売から5年経った今もあつ森にハマりつづけている私が、全力であつ森のプレゼンをしてみました!(笑)
もちろん、発売からずっと毎日つづけているかと言えばそんなことはなく、ときには数ヶ月ほど離れてしまったり、ちがう趣味を楽しんでいた時期もありました。
それでも、ふとした際に島に戻ってみると、そこにはゆったりとした時がながれていて、かわいい住民たちが温かく出迎えてくれるのです。
心機一転、データを初期化して、新しい島での生活をはじめることもありました。
しかしそれによって、新たな住民との出会いや、今までとはちがった島づくりの目標を楽しむこともできています。
(これ一生遊べるんじゃないか…?)
私がちょっと熱く語り過ぎて、「自分はそんな熱量持てるかな…」と若干引いて思ってしまう方もいるかもしれませんが(笑)、何度も言うように、楽しみ方やペースは人それぞれです。
がっつり時間を割いてすごい島をつくる、なんて必要はないので、ぜひ「ちょっと気分転換で寄れる場所を増やす」感覚で、無人島移住をしてみてはいかがでしょうか。
この記事で、少しでもあつ森の魅力を共有できていたら嬉しいです。
おまけ:私の『ヴァニタス島』について
さて、私のあつ森の現状についてですが、先述のとおり何度かデータを初期化しており、今の『ヴァニタス島(とう)』は3代目の島になります。
せっかく集めた家具や島に来てくれた住民とお別れになるのは寂しいですが、その分新たな出会いがあったり、違う地形から得られるインスピレーションで島づくりをはじめるのが楽しいんですよね。
3代目のヴァニタス島へ移住したのは、つい最近、4月に入ってからです。
そして現在noteというプラットフォームで、『ヴァニタス島開拓日誌』というプレイ日記を書いています。
スクショが大量になるのと、同じ趣味の方と繋がれたら嬉しいなという思いもあり、あつ森関連はこちらで書いております。
(ある意味初期の流れはネタバレになってしまうかもしれませんが)楽しんでいる様子や島の発展途上に興味がある方は、ぜひこちらも覗いていただけると嬉しいです!
それでは、最後まで読んでいただきありがとうございました。
あでぃおす!ᐠ( ᐢ ᵕ ᐢ )ᐟ