いよいよ梅雨を感じさせる天気になってきましたね。
先日は腕の蕁麻疹を嘆いていましたが、その後も色々と、心身の不調がつづいていたりします…。
どうにかしないと、ちゃんと動かないと…と焦ってしまいますが、しばらくは「こういう時期だから仕方ない」、「とりあえず落ち着け」の精神でなんとかやり過ごす予定です。

よく「生きてるだけでエラい!」、「あなたはあなたのままで素晴らしい!」という言葉がありますが、その言葉を自分に向けるのはどうにも苦手でした。
でも、今はそうも言っていられないかも(笑)
がんばっている人たちと自分を比べてしまい、自分という存在に疑問を投げかけたくなったりもしますが、今それをやっても負のループに入るだけ。
更に憂鬱な沼に沈み込むくらいなら、「洗濯した、えらい!」「風呂に入った、すごい!」「読書できた、天才かよ!」と自我を保ちつつ、なんとか程ほどに夏を生き延びていこうと思います。
積読消化:『読書する人だけがたどり着ける場所』
昨日は、齋藤孝さんの『読書する人だけがたどり着ける場所』という本を読み終えました。
実はこの本、ずっと積読状態でした…。
「全然たどり着けてねえじゃん」というツッコミが聞こえてきそうですが、単にいろんな本に浮気していただけで、読書はそれなりにしていたんですよ。
なんの言い訳だって感じですが。
余談ですが、以前図書館で樺沢紫苑先生の『読んだら忘れない読書術』を借りたら、過去に読んでいたことが判明した(読んだことすら忘れていた)というひどいエピソードがあります…。
タイトルを台無しにするんじゃない。
そんなことはさておき。
斎藤孝さんの本はけっこう好きで、気になるテーマの本があればついつい手にとってしまいます。
著書の数がとんでもなく多い方なので(Geminiに聞いたら「400冊以上の著書を持つ」という情報もあると返ってきたが、正確には分からなかった)、私が読んでいる本はほんの一部でしかないのですが、知的好奇心や学ぶモチベーションが高まる本が多い印象です。
この本についても、「本を読みたいけど元気がない…。本を読みたくなる本はないか…?」と本棚に目をやったところ、ちょうどいいタイミングで再会しました。
積読していて良かったかもしれない(笑)
ここ数日、「自分は掃除ロッカーの中の濡れそぼった雑巾なのでは?」と錯覚するくらい、湿度によるダルさとエネルギーの無さに倒れこんでいたわけですが(冒頭参照)、読みはじめると「もっといろんな本が読みたい!」という気持ちが復活してきて、ちょっとだけ元気になりました。
本書で薦めているのはいわゆる「教養としての読書」、「深みのある人間になるための読書」といった感じで、紹介されている本は古典やベストセラーが多め。
斎藤先生は、教養や知的好奇心のない人(あと、本書でいうところの「浅い人」)に対してはけっこう手厳しいことを言うタイプなので、私自身もたまに読んでいて耳が痛いです(笑)
でも、「ビジネスのために教養を学ぶ(さくっと雑学のように情報を仕入れたいの意)」というタイプの本とちがい、「どういった本をどういう姿勢で読めば人生にインパクトがあるか」、「読書体験として良いものになるか」という視点をもらえるので、今後の読書生活のいいヒントになると思います。
感想まとめ
最後に備忘録として、感想や印象に残った部分をざっくり箇条書きしてみようと思います。
・「読んだ本のポップを書く」は楽しそう
・感想を残すのサボりがちなので、「好きな文章を3つ選ぶ」もやってみたい。
・「驚くべきことに驚けるのは、実は教養があるからです。(p99)」
・古典や少し難しそうな本に関しては苦手意識がつよく、避けているところがあった。本書ではあらゆるジャンルの名著が紹介されているので、まずはどれか挑戦してみたい。
・老荘思想の「無為自然」という言葉(思想)が気になった。東洋思想についてはもっと触れていきたい。
…と、こんな感じです。
本を読んでいて、次に読んでみたい本やもっと知りたい分野が出てくることほど楽しいことはないよね、と思ってしまいます。
ちなみに個人的にちょっと嬉しかったのは、本の中で斎藤先生が「Kindle Unlimited」をオススメしていたことです(笑)
KindleはAmazonが提供する電子書籍サービスですが、勝手に紙の本派なのかなと思い込んでいたので、急に親近感を感じました(私も電子と紙、両方好きですけどね)。
月額1,000円程度で10万冊以上が読み放題であることを「これはもう、タダみたいなもの。」と仰っているのですが、こういう何かを偏愛している人が「ゼロカロリー理論」みたいな暴論言ってるのって、なんか好きだったりします(笑)。
いやいや全然タダじゃないでしょ!ってツッコミたくなるけど、それくらいヘビーユーズできる推しアイテムやサービスなんだな~って思えるので。
人がなにかを偏愛していたり、語っている姿を見るのは楽しいので好きです。
さすがにタダなわけはないですが、「Kindle Unlimited」は無料のお試し期間があるので、活用すればマジで無料で本が読めます(笑)
なんだか今回は、冒頭と後半でテンションの差がある日記(?)になってしまいました。
ポジティブに解釈すれば、本の話をしていたらちょっと元気が出たということかもしれません。
雨が上がったら今度は暑さとの闘いになりそうですが、引きつづき無理せず読書生活を楽しんでいこうと思います。
それでは、あでぃおす!ᐠ( ᐢ ᵕ ᐢ )ᐟ