人間、充実していていい気分で過ごせる日もあれば、思うようにいかなかったり、ネガティブな気持ちに支配される日もあります。
先日、まさにそんな日がありました。
昨年くらいから定期的に腰痛やお尻周りの痛み(検査したけどヘルニアとかではなかったし、原因は不明なまま)に襲われていて、その日は夜も寝不足気味に。
そう遠くはない実家に行って祖母の髪を切る係(もちろん美容師免許はない)を任されていましたが、腰が痛いのでは散髪も出来んと、たまの祖母孝行を断念。
書きかけていたブログ記事を進めようと思いましたが、ちょっとした壁にぶつかって一度お蔵入りすることになり、モチベーションもだだ下がり…。
いや、これは私が悪いんですけどね(笑)
その後は結局、痛くない体勢を探りながら長時間ゲームをしたりと、だらだらと過ごしてしまいました。
コンディションが悪く気分が落ち込んでいたり、思うようにいかずこれといったことが出来なかった日は、つい「なんと生産性のない過ごし方をしているんだろう」、「自分はずっとこのままなのか」などと考えてネガティブモードに入ってしまいます…。
ネガティブモードからセルフ復活するためにやっていること
ちょっと愚痴っぽいお話になってしまってすみません!
ただ、近年はこういったネガティブモードに陥ったときに、自力で復活するスピードが速まってきた気がしています。
今日はそういうお話です。
残念ながら、落ち込んだり不安に振り回されること自体はなくなっていませんが(笑)、以前ほど長い時間引きずらなくなってきたように感じます。
もちろん、そのときの悩みや落ち込みの原因にもよるので、「これさえやれば瞬時に復活する!」という魔法のようななにかがあるわけではありません。
それでも、自分のなかで効果があると思うことをいくつか挙げてみようと思います。
- とにかく紙に思っていることを書きだす
- 動画やエンタメで気を紛らわす
- とりあえず本でも読んで「やった感」を出す
- 今はこういう時なんだと諦める
- 「とりあえず、いったん落ち着け」と言い聞かす
- 現実逃避でもいいから欲望を書きだす
- お金や労力のかからない変化を起こす
以下、簡単に補足をしていこうと思います。
すこしでも参考になれば嬉しいです(わりと意識低めです)。
とにかく紙に思っていることを書きだす
これはよくある話ですが、私もモヤモヤしたら一番最初にやることかもしれません。
大事なのは、「こんなこと思っちゃダメ」とか「間違ったことを書いてはいけない」とかジャッジしながら書かないことだと思います。
まずはとにかく嫌だ、不安だ、イライラしたなどの感情を出し切ること。
そうして少し落ち着いてきたら、できれば「別の視点で見たらこう言えるんじゃない?」、「自分とちがうタイプの人だったらこうするかも」といった第三者視点でツッコミをしてみるというのもたまにします。
人の相談には心底「大丈夫だよ!」と返せるのに、自分のこととなると冷静になれない(この世の終わりみたいな感覚になってしまったり)…というのはよくあることだと思います。
なので、その相談相手役を自分でやってみる感じですね。
ただ、これは順番が大事です。
ここで最初から「すごくしんどいけど、ほかの人は〇〇だし…」と別の視点を入れようとしてしまうと、自分の素直な感情を押し込めてしまい、結局モヤモヤしたままになってしまうことも。
必ず自分の感情をそのまま出してから、という流れでやるようにしています。
もちろん、本当に余裕がないときに冷静に第三者視点になれと言っても難しいので、そのときはただただ思っていることや泣き言を書くだけになったりもします(笑)
それでも頭の中だけでぐるぐるしているよりは、ずっと楽になるはずです。
動画やエンタメで気を紛らわす
単純に、楽しいことをしたり面白いものを見て気分を変えようという算段です(笑)
ただ、場合によっては(あるいは長時間やりすぎると)「結局今日もダラダラしちゃった…」「やるべきことをまた先延ばしにしちゃった」みたいな自己嫌悪につながってしまうこともあるので、扱いがちょっと難しかったりするやつ。
というか、そのパターンが多いので気を付けます…(反省会)
ダイエット中に罪悪感にまみれながらお菓子を食べるくらいなら、いっそ「今日だけチートデイ!」と決めて思いっきり楽しむ…という感じで、「今夜はもうこれ見て笑って寝よう!」みたいな使い方ができると理想的ですね。
落ち込んでいるときや気を紛らわせたいときに見る作品(映画やラジオ、YouTubeチャンネルなど)をいくつかピックアップしておくと良いかも。
私はよく「匿名ラジオ」を聞いています(笑)
とりあえず本を読んで「無駄じゃない感」を出す
趣味に優劣はないと思いますが、「ひたすらゴロゴロしていて何してたか思い出せない…」一日よりは、「ひたすらゴロゴロしながら本を読んでいた」のほうが、なんとなく有意義な気持ちになれます(笑)
どうしても「今日は頑張れない…けどそんな自分が嫌…」というときは、積読消化するだけでもちょっと気持ちが満たされます。
本によっては読むことで気分が変わったり前向きになれることもあるので、そういう意味でもプラスになりますしね。
ただし、本当に体調が悪いときは、無理せず焦らずゆっくり休んでくださいね!
今はこういう時なんだとあきらめる
「あきらめる」というとネガティブに聞こえるかもしれませんが、今すぐどうにかしようと焦るからこそ、余計にしんどくなったりするものです。
そういうときは、「今はこういう時期だからしゃーない」とあきらめると、意外と楽になったり、新しいアイディアが浮かんだりするんですよね。
不運なことが続いたときなども、「なんで私ばっかり!」とか「どうしてこんなにタイミング悪いの!」と怒っても、起きてしまったことは変わりません。
「なんかそういう時期なんだな…ちょっとしばらくは気を付けて過ごそう」と思った方がずっと建設的です(なんて偉そうに言ってますけど、私もなかなかそうは思えないときもあります)。
ついでにセットで、「一生つづくわけじゃなくない?」もいかがですか(ポテト)?
とくに不安なときは、ずっとこのまま今の状況がつづくのではないか?という考えが、余計に不安を増強させてしまうことがありますよね。
もちろん内容にもよりけりですが、先ほどの「紙に書きだす」と組み合わせて、「今はしゃーないけど、べつに一生つづくわけじゃなくない?」と言ってあげるのも、ひとつの手だと思います。
「とりあえず、いったん落ち着け」と言い聞かす
「落ち着け」という言葉が好きです。
私の好きな「ほぼ日(ほぼ日刊イトイ新聞)」でも「おちつけ」というワードのグッズが出ていて、ずっと買おうか迷っています(笑)
私の場合、ネガティブになっているときや感情的になっているときは、極端で飛躍した思考になりがちです。
一つ失敗したから、きっと他のこともダメにちがいない。
こんなことも出来ない自分は、きっと誰のなんの役にも立たない。
今上手くいっていないから、今後もずっと上手くいかない…。
先ほどの第三者視点の話もそうですが、友達にこんなことを言われたら、たぶん誰だって「いやいやそれは考えすぎだよ!」と言ってあげたくなるんじゃないでしょうか(笑)
でも、自分の中ではナチュラルにこの思考になってしまったりするから困りものです。
そんなときは、「とりあえず、いったん落ち着け」と自分に言い聞かせるようにしています。
これも紙に書いてもいいですし、周りに人がいなければ、声に出して言ってみるのもけっこう効果的です。
この言葉じゃなくてもいいので、ご自身でちょっと冷静になるためのスイッチとなる言葉を決めておくのも良いかもしれませんね。
心にギャルを住まわせて、ここまでのまとめを言ってもらいましょう(笑)
とりま落ち着け!今はそういう時期だからしゃーないけど、べつに一生つづくわけじゃなくない?
現実逃避でもいいから欲望を書きだす
ちょっとでも余力があれば、今の欲望をひたすら書き出してみるのもいいかもしれません。
「やりたいこと」、「欲しいもの」、「行きたいところ」、「もっとこうだったら最高なのに~」などなど。
以前ブログにも「バケットリスト(やりたいことリスト)」の記事を書きましたが、あえて過去に書いたものは見ずに1から書いてみたほうが、今の感情が素直に出ていいと思います。
「あ、今アイス食べたいんだな。買ってこようかな。」とか、「前は旅行のことばかり書いていたけど、今はひたすら家で漫画を読みたいらしい。」とか、今心から求めているものが反映されて、簡単なことならすぐに叶えてあげられるかもしれません。
これに関しては今ぴったりな本を読んでいるので、また読み終わったらそちらも紹介したいと思います。

お金や労力のかからない変化を起こす
これもMP・HP残量(つまり余力)によりますが、気分転換や「行動した」感を感じるためにも、ほんのちょっとの変化を起こしてみるというのも良いと思います。
あくまでも、お金や労力のかからないもので構いません(もちろん、かけられる人はかけてOK!)。
机のうえの文房具の配置を変えてみるとか、スマホやPCの壁紙を変えてみるとか、いつもやっているルーティンの順番を変えてみるとか。
これはちょっと思いきりが要ることではありますが、私は先日伸ばしかけていた前髪を自分でパッツンにカットしました(笑)
伸ばすことで変化を出すつもりが、逆に邪魔に感じたり、なんだかしっくりこないことが気になっていたので。
プロのように上手く切れたとは言い難いですが、ゼロ円でそこそこ気分転換になりました。
以上、私が「ネガティブモードからセルフ復活するためにやっていること」でした。
何度も言うように、そのときどきの状況や悩みの種類によっては復活に時間がかかることもあります。
その人の気質や状況によっては逆効果になることもあるかもしれませんので、ご自身の判断で、合いそうなものがあれば取り入れていただけると嬉しいです(本当に辛いときは、ちゃんとした専門機関にご相談くださいね)。
過去の自分に対して伝えてあげたい気持ちで言語化してみましたが、万が一にでも読んでくださった方の気持ちが軽くなれば幸いです。
『生産性』という言葉は呪いになり得る
私が自己嫌悪に陥るときのひとつのパターンとして、「自分には『生産性』がない」「『生産性』のない時間の使い方をしてしまった」と感じるときがあります。
一時期ビジネス書や自己啓発書ばっかり読んでいたのと(ゴリゴリのビジネスパーソンでもないくせに)、「創作活動がライフワーク=創作していないと自分に価値がないような気がして不安になる」という思考に陥りがちだったのも、要因としてあるのかもしれません…。
時間はたしかに有限なので、その中でより充実した過ごし方をしたい、何か価値あるものを生み出したいという考え方自体は大事なことですよね。
でも、そこにすべての価値があるように考えてしまうと、自分にも人にも厳しくなってしまうし、なんだか生きづらくなってしまうと思うようになりました。
純粋に「充実した人生にしたい」「何かを生み出していたい」「人を喜ばせたり役に立ちたい」「目標を達成したい」という気持ちと、「私は生産性のために生きてるんじゃないし、自分が幸せになったうえで誰かも幸せにできたらいいな」くらいの気持ちを、うまくバランスをとって持ち続けられたら理想的なんですけどね。
ときにはそんなこと言ってられない状況や、ストイックになることが自分のためになる時期もあると思います。
それでもこの自己嫌悪パターンを未来に引き継いでいきたくないなぁと思ったので、あらためて言葉にしてみました。
ちょっと落ち込んだだけでこの世の終わりだと思っていた、そして『生産性』という言葉で自分を責め立てていた(そのくせ大したことはできていなかった)過去の自分に、この記事のタイトルを送りたいと思います。
それでは、あでぃおす!ᐠ( ᐢ ᵕ ᐢ )ᐟ