趣味のはなし

【懐古】『CUTiEインテリアBOOK』に夢中になった中高生時代。ド派手でキッチュな平成ルーム!

先日、好きなYouTubeチャンネルのネタに便乗して、私個人の平成インターネットの思い出について語る記事を書きました。

【懐古厨乙】俺(♀)にも平成インターネットを語らせてくれよ。 先日、いつも見ている「オモコロチャンネル」で、『【懐古厨乙】お世話になったインターネットについて語るスレ』という動画が投稿されていまし...

今回も引きつづき懐古ネタです(と言っても、今回はサクっと短めのつもり)。

なんでしょうね…、先ほどの記事は動画に触発された部分が大きいのですが、それ以外の趣味についても、最近やけに懐かしいものを楽しみたいブームがきているのです。

昔好きだったものに触れるのは、単に楽しい・エモいというのもありますが、「何にどんな影響を受けて今の自分があるのか」を知れるというメリットもあります。

そう、つまりこれは自己分析。
決して懐古厨として無駄にくだを巻いてるわけではない…。

そんな言い訳をしながら、今回も昔好きだったものについて語っていきます。

にしきさん

目の前の現実やこの先が不安だから、過去を美化して楽しんでいるだけなのでは?

めめんと

マジでやめてください。

夢中になった『CUTiEインテリアBOOK』

今回ご紹介するのは、宝島社からかつて年1回ペースで発行されていた雑誌、『CUTiEインテリアBOOK』です。

同出版社から出ていた『CUTiE』というファッション誌があり、そこから派生した、インテリアに特化したムック本でした。

現在『CUTiE』は休刊、『CUTiEインテリアBOOK』も2012年以降は発行されていなようです。

私が持っているのは5冊のみですが、調べてみるとバックナンバーはもっとあったようで、ちゃんと買い集めておけばよかったとちょっと後悔しています(当時はまだ中高生だったし、気まぐれで買っていました…)。

派手×ごちゃごちゃ×コレクション×チープな可愛さ

表紙を見ただけでも伝わると思いますが、昨今のインテリア雑誌ではまず見ないレベルの、ド派手でごちゃごちゃした世界観です。

「これ自宅?原宿の雑貨屋さんじゃなくて?」と思っちゃうくらい、色!柄!物量!って感じですよね(もちろん登場する部屋のすべてがそうではないけれど)。

そもそも『CUTiE』自体が古着や個性的な原宿ファッション系の雑誌だったので、こういった派手で自分の趣味をつらぬくようなタイプの人たちが読者層だったのです。

登場する部屋の特徴としては、

  • テーマや使う色が決まっている(ピンクの姫部屋、レトロ部屋など)
  • 『CUTiE』読者っぽいジャンル(古着、アメキャラ、ロリィタ、ロック系など)
  • 広い面積の布を多用(隠す収納=派手な布をかぶせる・貼る)
  • とにかくデコレーション(家電にもポンポンとかシートを貼る)
  • キャラクターやおもちゃ大好き(コレクター率高)
  • 柄!柄!柄!

などなど。

たまに「シンプルおしゃれ!」な大人っぽい部屋もありますが、大体が派手だったり趣味を追求した感じのお部屋です。

今見ると全体的にチープな感じがありますが(日本の住宅事情的な限界もあるし)、disるわけではなく、当時はそれも含めて可愛いと思っていました。

前回の記事でも触れた、おもちゃ箱をひっくり返したようなY2K的美学に通ずるところがあると思います。

影響を受けて赤×黒や赤×白部屋を目指す

余談としてですが、そんな『CUTiEインテリアBOOK』の世界観や登場するお部屋に憧れた私も、もれなく派手でかわいい(カッコいい)お部屋にするぞ!と頑張っていました。

今ではそこまで好んでつかわないのですが、当時はとにかく赤が大好き。

最初はロックな黒×白の市松模様のベッドシーツに赤のテーブルを置いてみたり、トランプ柄モチーフや「エミリー・ザ・ストレンジ」のカレンダーを切り取ってポスターとして貼ったり…どちらかというとカッコいい系を目指していました。

しかし、高校くらいになると徐々に黒成分が減っていき、白×赤のロフトベッドに、SWIMMERの雑貨、ケアベアやリボンモチーフなど、かわいい系にシフトしていきました。

「ブライス」というお人形にも憧れて本当は集めたかったのですが、やはりお金のない学生にコレクションは厳しく、コレクター部屋の夢は叶わず。

大学生くらいになると、インテリアよりも服やコスメ、文房具などにお金をつかうようになり、憧れの部屋像についても、段々と迷子になっていきました…(笑)

めめんと

中学の頃はこの雑誌に憧れて「インテリアコーディネーターになりたい!」なんて思っていたけど、今思えばただ「派手で可愛いもの」が好きだっただけだと思う。

チンさん

インテリアコーディネーターをなんだと思っていたんだ…。

そんな感じでインテリアからの興味は少しずつ薄れていきましたが、「可愛いものが好き」という感性は、そのままファッションや創作活動に引き継がれていきました。

そういう意味でも、『CUTiEインテリアBOOK』の世界観は、後の人生に影響を与えるものになったと思います。

おわりに:こうして大人になっていく

ちなみに現在の私は、この雑誌が好きだった人とは思えないくらい地味で普通の部屋に住んでいます(シンプルなおしゃれ部屋とかでもない、雑然とした生活感のある部屋)。

と言っても、そうなったのはここ数年のこと。
一時期はサンリオキャラのグッズを集めようとしたり、まだ可愛いものを飾りつけたい気持ちで悪あがきしていましたが…

  • 視界に入るものが多い・派手だと疲れる
  • 掃除が苦手な人間がものを増やすとハウスダストに苦しむことになる
  • 賃貸に住む以上、引越しの可能性を視野に入れねばならない
  • 経済的に飾るものを集めている場合じゃない(コレクションするにしても対象は絞る)

…と、年齢を重ねていろいろなことが見えてきました。

今も人様のコレクション部屋みたいなのを見るのは楽しいし、好きなものに囲まれる暮らしは羨ましい。
でも、自分自身の部屋はなるべくシンプルなほうが良いのかも…と。

とはいえ今の無頓着すぎるお部屋も落ち着くとは言いがたいので、ゆくゆくは自分なりのバランス感で、最高に気に入るお部屋を実現できたらいいなと思っています。

めめんと

いつかまたインテリアが再熱する日がくるかもしれない!

おまけ:当時の理想を突き詰めたら海外セレブのお宅になるのかもしれない

たまに『VOGUE JAPAN』のYouTubeでセレブのルームツアーを見るのですが、そのなかでもとくに好きで、何度も見ているお二人がこちら。

バーレスクの女王、ディタ・フォン・ティースの自宅は、上品さと色気を兼ね備えたご本人のイメージそのもの。
アンティークのコレクションや、使い心地より見た目重視で選んでしまうところにもこだわりを感じます。

カーラ・デルヴィーニュのお家は遊び心満載。
凡人には思いつかないような隠し扉や非日常感に見ているだけでワクワクします!
「退屈すると退屈な人になる」って言葉、かっこいいなぁ…。

自分自身はシンプルに…と言いつつも、大人になった今も、やっぱり派手で好きなものに囲まれたお家は憧れます。

セレブの豪邸と一緒にしたら怒られるかもしれませんが、あのインテリアブックに出てくる女の子たちのやりたいことを突き詰めたら、こんな感じに行き着くのではないかと思いました(笑)

来世ではセレブの家のペットに生まれたいです。

それでは、あでぃおす!ᐠ(   ᐢ ᵕ ᐢ )ᐟ

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