以前、趣味として唐突にタロットカードにハマったという記事を書きました。

タロット=当たるかどうか、スピリチュアルがどうこう、みたいな視点ではなく、ほかにもたくさん魅力があるよ!というお話をしています。
その中でも触れたとおり、タロットカードはカードそのものがとても魅力的で、コレクションアイテムとしての側面もあります。
そんなわけで、今回は私が持っているタロットカードを紹介していくというオタクの自己満足記事となっております(笑)
本格的に占いをやられている方やコレクターさんからしたらまだまだ少ないと思いますが、「なるほど、これは集めたくなる!」ということが伝われば嬉しいです!
ちなみに、モダンでお洒落な感じやクセつよ系、ちょっとダークな感じのカードが好みです。
初心者なのに、あまり初心者向けでないものばかり好む傾向あり…(笑)
まあ百聞は一見に如かずというやつです。
それではいってみましょう!
THE RIDER TAROT DECK

サイズ | 70×120mm |
正位置・逆位置の有無 | 有り(上下がわからない仕様) |
紙質・質感 | 薄めだが丈夫そう (プラスティックコーチング) |
カードの切りやすさ | 切りやすい |
読みやすさ(ライダー版基準) | ◎初心者~幅広く使える |
最初に購入したのが、こちらのタロットカードです。
ドラマや映画なんかでタロットカードが出てくるときには、大体この絵柄のものが使われていることが多いので、見たことがある方も多いのではないでしょうか。
この一番ポピュラーなイラストのタロットカードは「ライダー版」「ウェイト版」「ウェイト・スミス版」などと呼ばれており、1909年にロンドンのライダー社から出版されたデッキを再現したものを指します。
呼び方については厳密に言うといろいろ定義があるようですが、出版社(ライダー社)、製作者(アーサー・エドワード・ウェイト)、画家(パメラ・コールマン・スミス)のそれぞれの名前からきており、基本的には同じものと思っていいそうです。
ちなみに先ほど「ライダー社から出版されたデッキを再現したもの」と書きましたが、検索すると、絵柄は同じでも裏面の柄(や箱)がちがうカードが多数販売されているのが分かると思います。
初心者からすると、結局どれを買えばいいの!?と迷ってしまいますよね(笑)
私は最初なんの知識もなかったため、とりあえず「Amazonのおすすめ」と書かれていて、且つ販売数の多い、正規品っぽいものを選びました。
今となっては、もっと裏面の柄がお洒落なものでも良かったかなと思いましたが(謎のネルシャツみたいなシンプルなチェック柄…)、薄いわりには丈夫で切りやすく、初心者には使いやすいカードで良かったかなと思っています。
また、付属のポーチや解説書が意外と便利で、とくに解説書は60ぺージと、意外と内容がボリューミーでした。
ほかの参考書を見てピンとこなかったときに、今でもキーワードを参考にしたりしています。
ついでに余談ですが、YouTubeを見ていると、占いができる芸人さん(元芸人さん)などがこの裏面チェック柄のライダータロットを使っているところをよく見かけます(笑)
Modern Witch Tarot(モダンウィッチタロット)

サイズ | 69×120mm |
正位置・逆位置の有無 | 正位置のみ(よく見ると) |
紙質・質感 | 厚め・少しツルっとしている |
カードの切りやすさ | 束が厚いため少し切りづらい |
読みやすさ(ライダー版基準) | ◎初心者~幅広く使える |
※上記は私が持っている英語版をもとに書いています。
タロットリーダーさんがYouTubeで使っているのを見て、一目惚れしてしまったデッキです。
先ほどのライダー版をベースにしたイラストですが、すべて現代的でお洒落な女性たちが描かれています。
スマホを見ていたり、イヤホンで音楽を聞いていたり、バイクで走っていたり、パッと見メンズライクなファッションの女性もいて、眺めているだけでも楽しいですよ。
イラストがライダー版に近いため、カードの意味を読みやすく、初心者さんでも使いやすいと思います。
ちなみに、私は昨年海外から時間をかけて送ってもらったのですが、いつの間にか日本語版が発売されていました(笑)
どうやら日本語の解説書もついているようですし、なにより初回版は側面がオーロラ箔でコーティングされている…!
正直こっちが欲しかった…と思ってしまいますが、せっかくお迎えしたので、本家?の海外版を大事にしていこうと思います(笑)

↑こんな感じで、海外版は側面が白い。
しかも紙自体はけっこう厚めなので、とにかく束が分厚く、手が小さいと切るのがちょっと大変です。
あとは切るときにカード同士が当たると、だんだんとボロボロになりそうなのがちょっと気になるんですが、日本語版はどうなんでしょうか。
いつか実物を見てみたいです!
パッと見は上下がわからない裏面に見えますが、よく見ると剣の向きで正逆が分かってしまうことに最近気付きました(笑)
Santa Muerte Tarot MINI (サンタ・ムエルテ・タロット ミニ)

サイズ | 50×81mm ※ミニサイズ版 |
正位置・逆位置の有無 | 有り(上下がわからない仕様) |
紙質・質感 | 普通(薄くも厚くもない) |
カードの切りやすさ | 切りやすい |
読みやすさ(ライダー版基準) | △中~上級者向け |
「サンタ・ムエルテ」とは、メキシコを中心とする南米地域で信じられる民間信仰の聖母のこと。
“死を擬人化した姿”として、骸骨の女性で表現されるそうです。
そんな骸骨をテーマとした個性的なタロットカードなのですが、パッと見怖そうに見えて、カラフルでとても楽しいカードになっています(笑)
メキシコの「死者の日」を思わせる華やかなマリーゴールド、楽器を演奏したりお酒を飲んだり、お洒落を楽しんでいるかのような骸骨たちはどこかチャーミングです。
「死者の日」は日本でいうお盆のようなものですが、墓地を華やかに飾り付けたりパレードをしたり、とても賑やかで明るい行事だそう!
死生観のちがいが見えて、興味深い文化ですね。
注意点としては、ライダー版の絵柄とはかなり違っているため、初心者向けではないでしょう。
ある程度カードの意味が頭に入っている方や、絵柄読み(絵からのインスピレーションでリーディングすること)が出来る方向けだと思います。
もちろん私のように、「初心者だけど個性的なカードを使ってみたい」「コレクションとして欲しい」という方にはオススメです(笑)
そして、このカードは通常版とミニサイズ版があり、こちらはミニサイズとなっています。

左から、1つ目に紹介したライダータロット、真ん中は(今回は紹介していませんが)「龍神カード」というオラクルカードのミニサイズ版、右がサンタ・ムエルテのミニサイズ版です。
サイズとしては50×81mmとなっていて、私が持っているカードの中でも一番小さいものになります(通常版は70×120mmと、ライダータロットと同じだそうです)。
タロットを集めはじめたときは、とにかくカードを切るのに慣れなくて、「できるだけ小さいほうがありがたい!」と思っていたんです(イラストが繊細なので、今となっては通常版の大きさで見てみたかったという気持ちもありますが…)。
実際に小さいことで扱いやすく、狭めの机でもリーディングができるというメリットもあります(笑)
Tarot de El dios de los tres(タロット デ エル・ディオス・デ・ロス・トレス)

サイズ | 60×110mm |
正位置・逆位置の有無 | 正位置のみ |
紙質・質感 | 薄め・マット・さらさら |
カードの切りやすさ | 切りやすい (力を入れすぎると曲がりそうかも) |
読みやすさ(ライダー版基準) | △上級者向け |
これまたかなり個性的なカードです!
スペインのアーティスト、Javier Navarroさんが制作したカードですが、仏教要素やヒンドゥー教の神様などが描かれるなど、どこかエキゾチックな世界観です(ヒンドゥー教の女神カーリー、ダルマさんや、妖怪のほうの怖めな人魚とかもいます)。
とにかく極彩色といえるような、派手派手でつよつよなカード。
こちらもかなり独特なイラストとなっており、人物というよりモチーフを詰め込んだようなイラストも多いため、読み取る難易度は高めだと思います。
また、人によっては使われているモチーフなど、ちょっと「イラストが怖い」と感じてしまうかも…(笑)
ただ、とてもパワフルで華やかなカードなので、個人的にはアドバイスカードなど、前向きなメッセージが欲しいときに補助として引いたりしています。
刺さる人には刺さる世界観だと思うので、箱の絵柄でビビっときた方はぜひ調べてみてくださいね♪
実はスペイン語に興味があるので(喋れはしません)、スペイン語表記があるのも個人的なアゲポイントです…!
Dark Angels Tarot(ダークエンジェルタロット)

サイズ | 66×120mm |
正位置・逆位置の有無 | 正位置のみ |
紙質・質感 | ちょっと薄め・紙っぽい |
カードの切りやすさ | 切りやすい |
読みやすさ(ライダー版基準) | △中~上級者向け |
堕天使がテーマの、退廃的で耽美な世界観のタロットカード。
90年代あたりのヴィジュアル系が好きなゴシックファンタジー的雰囲気というか、マリリン・マンソン感というか、海外のゴシックメタルバンドを彷彿とさせるというか…(この表現で合ってるのか?)。
ダークではあるものの、ホラーというよりはカッコよさが勝っていて、個人的にそこまで怖さは感じていません。
例のごとく、刺さる人には刺さる系のカードとなっています。
こちらもイラストはライダー版とかなり違っていますが、人物がハッキリ描かれているため、絵柄読みできる人には意外と読みやすいかも?と思いました。
注意点としては、大アルカナがローマ数字のみの表記となっていて、「THE〇〇」のようになんのカードなのか書かれていません。
なので、「Ⅵ」、「Ⅺ」といったローマ数字を読み慣れていなかったり、何番がどのカードなのか覚えていないと、ちょっと苦戦するかもしれません(私はまだ苦戦していますw)。
おわりに
以上、現在私が持っているタロットカードコレクションの紹介でした。
著作権等の都合で基本は箱のみの紹介となってしまいましたが、各通販サイトなどには一部の絵柄が載っているので、気になったものはぜひチェックしてみてくださいね。
今後も少しずつ増えていくと思いますので、その際は追記するか第2弾を書きたいと思います(笑)
また、タロットカード以外のオラクルカードなども紹介していく予定ですので、興味がありましたらお付き合いくださいませ。
それでは、あでぃおす!ᐠ( ᐢ ᵕ ᐢ )ᐟ
市販の参考書は、ライダー版を使って説明しているものが多いです。そういう意味でも、初心者はまずライダー版の絵柄に触れた方がいいと個人的には思っています。